【翻訳記事】「The Quigley Formula」エドワード・グリフィン氏講演

エドワード・グリフィン氏が、キャロル・クイグリー氏について、またクイグリー氏が説明する歴史観について、語っている講演映像を日本語訳しました。元映像は下記。 映像のテキスト起こしはこちらを参照させていただきました。 以下は 続きを読む…

悲劇と希望101—第9章 リアルポリティクス・再掲

 第1章で「現実政治」の哲学を簡単に説明したが、ここまで書かれたものはすべて、「ネットワーク」がその原則に忠実であることを示している。しかし、「偽旗作戦」ほど、その信奉者たちの冷徹で計算高い性質をとらえたものはないだろう 続きを読む…

悲劇と希望101—第8章 偽りの人間と企む人間 

前章では、指導者が国民を操るより巧妙な方法の一つ、二重政策(つまり、国民の意思を尊重するふりをしながら、同時にそれを回避するためにあらゆる努力をする政策)の実施を選択できることについて触れた。どのように合理的に見ても、二 続きを読む…

悲劇と希望101—第7章 連盟を沈め、ファシストを育てる

 「新世界秩序は、米国の参加なしには実現しない。なぜなら、われわれは最も重要な構成要素だからだ。」 -ヘンリー・キッシンジャー1  米国が国際連盟に加盟しないことが明らかになった頃、ネットワークは国際連盟の弱体化に着手し 続きを読む…

悲劇と希望101—第6章 支配者は自らを代表する

 「自由は、最も恐れられ、羨望される種類の知識、すなわち支配者の性格と行動についての国民の一般的な知識なしには、維持できない。 -ジョン・アダムズ1  独立宣言には、政府権力を確立するための第一の論拠が示されている。それ 続きを読む…

悲劇と希望101—第5章 主な問題点-主な解決策

 これまで私たちは、「ネットワーク」がいかにして政府、企業、信頼できる組織を支配するために資金を使うかについて取り上げてきた。また、他人の金融資源(預金口座、保険金、収入など)をコントロールする巧妙な方法を開発したことに 続きを読む…

悲劇と希望101—第3章 ネットワークがアメリカを「回復」させる

 セシル・ローズとミルナー卿という二人の人物が、「ネットワーク」の誕生と拡大に不可欠な役割を果たした。この2人の活躍は、世界を大きく変えた。  また、「ネットワーク」の重要な目的の一つである「アメリカ合衆国の支配権の回復 続きを読む…

悲劇と希望101—第2章 玉座の背後にある権力

 すでに述べたように、クイグリーは普通の歴史家とは違った。多くの著名な学者とは異なり、彼は影から権力を行使する秘密の陰謀家について話すことを恐れていなかった。また、憲法、議会、大統領、皇帝などが、王座の背後にある真の支配 続きを読む…

悲劇と希望101—第1章 民主主義

 民主主義が単なる幻想だと感じたことはないだろうか。一見民主的に見えるが、実は一般市民を意思決定プロセスから切り離すシステムを作り上げた、非常に「力のある人々」がいると疑ったことはないだろうか。不思議に思ったことはないだ 続きを読む…